7月、って聞くだけで、心がときめくのは私だけでしょうか。青空に大陽の輝く夏の始まりです。
「アグライア・オドラータ」
中国南部からインドシナに自生している、センダン科の常緑低木。別名ジュラン（樹蘭）やコメラン（米蘭）とも呼ばれている希少な木です。
「蘭」と入っているということは、花が蘭のよう？いえいえ、薄黄色の、まるで米粒のような小さな花です。
それなのになぜ「蘭」の別名を持つのでしょう。
実は、「オドラータ」とは香りがよいことを示す学名。英名は「チャイニーズ・パフューム・ツリー」。
柑橘系の高貴な香りから、香水や、フレーバーティー、エッセンシャルオイルにも使われています。原産地では、あまりにいい香りなので衣類へ香りを移したりもするそうです。よく日に当てて育てると、年に数回季節を問わず咲き、華やかな香りを漂わせます。
人工の香りじゃなく、庭や部屋をいい香りにしてくれるって魅力的です。
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